平成17年1月1日 新しいブランド「松阪納豆」 誕生しました |
松阪産大豆 100%使用
(賞味期限10日です) 大粒、極小粒、色々なタイプがあるよ〜 |
松阪納豆 |
松阪納豆
当店新ブランド「松阪納豆」はオーソドックスな納豆です。
オーソドックスですが もちろん基本設定はございます。
それは“松阪大豆にこだわることで、安心と美味しさ、お買い得さも追求するもの”です。
“大粒”と“極小粒”そしてそれぞれ別に“特選”がございます。ぜひ、いちどご賞味下さい!
納豆専門店の味をご賞味ください
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新ブランド納豆の創設にあたり 納豆職人 奥野敦哉
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トレータイプ極小粒 ワラタイプ大粒 (種類は極小つぶと大粒があります) |
当店の地元、松阪市は2005年、1月1日、松阪市、嬉野町、三雲町、飯南町、飯高町の1市4町が合併し新生「松阪市」としてスタートいたしました。 これを記念し、当店も「松阪納豆」ブランドを立ち上げることを1月1日宣言いたしました。 このブランド「松阪納豆」を立ち上げるに至るまでには私にも思うところがありました。 私が家業に入った当時、当店のブランドは「東京納豆」のみでした。家族はもちろん、お客様にもあまりにも当たり前すぎて違う名前の納豆など想像することもなく、奥野食品=東京納豆、つまり東京納豆は奥野食品の代名詞でした。もちろん、今でも「東京納豆といえば奥野」であり、町へ出れば顔見知りの方には“東京納豆さん”と呼ばれたりします。 話はさかのぼりますが、家業に入る前、納豆の勉強をしていたころ、市場の跡取りの立場にある後輩(群馬・株式会社藤生を経営されています)のを訪ねて藤生君のお宅に滞在させていただいた時、お父様から質問を投げかけられました「君はどのような納豆を創るのか?」。そのとき私には答えがまだ見えていなくしばらく考え込んでいました。帰る日お礼とともに「しあわせを感じる納豆、そして成長する納豆をつくりたいのです」と答えを伝えさえていただきました。それは漠然としたもので“将来そのような納豆をつくっていきたい”という宣言でした。 その後家業に入り、伝統の「東京納豆」に加え「三重の地納豆」「伊勢納豆(ハヤシ食品さんから譲渡)」というブランドを立ち上げ今に至るのですが「松阪納豆」自体は存在しませんでした。 |
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廉価
↑ 価格 ↓ 高価 |
・東京納豆 (庶民派スタンダードでこだわり・日本各地大豆) ・松阪納豆 (スタンダード枠を超えてこだわり・松阪産大豆) ・三重の地納豆 (こだわり嗜好品・三重県産大豆) |
オーソドックスにこだわる納豆
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前記に述べさせていただきましたとおり、自分自身の職人としての極みにはいまだ達しておりません。日々精進の状況です。それは「松阪納豆」も同じです。真実は未完成、これから長い年月をかけて上達進歩してまいります。 そのような「松阪納豆」ブランドは位置付けといたしまして東京納豆ブランドの地元大豆版というところに落ち着きます。もちろん、これまで納豆を表現するのに色々な納豆を創ってまいりましたのも「松阪納豆」に反映させるため。すなわち技術的な気付きをフィードバックすること。つまりは、ただ大豆をグレードアップさせただけの商品ではないということです。 オーソドックスな納豆とはいえ、お客様にはこれまでの当店の作品と同じく、価格バランスにおいて味と品質は間違いのないもの、当店ならではの作品を提供させていただく所存です。 |
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中身で価格破壊する納豆
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さらに言いますと「松阪納豆」は当店のブランドのランクでは「東京納豆(廉価品・庶民の食生活を安全に守る使命)」と「三重の地納豆(嗜好品・納豆マニアの欲求を満たす使命)」をつなげる中間のブランドです。それは“中身で価格破壊をする品・庶民の食生活に潤いをもたらす使命”を帯びている納豆なのです。 満足度の高いスタンダード納豆。言うなれば、スーパー量販店の納豆売り場に満を持してようやく誕生した“中段向けの真っ当な納豆” なのです。 色々なメーカーの色々な種類の商品に彩られた現在の成熟した納豆売り場。下段は特売品でボリュームいっぱい山積みされて日常の生活を支え、上段は内容も外見も高級な納豆で目を楽しませ豊かさを提供していますが、中段は“ないがしろ”にされているのではないでしょうか。中段を飾るにふさわしい納豆がはたしてどれほど存在するのでしょうか。 「中段にも理由がある」真っ向からそう言える納豆「松阪納豆」は奇をてらわず、納豆そのままで中段の価値を表現いたします。スタンダードなのに満足度を提供する納豆。「日常の生活に潤いをもたらす納豆=幸せの納豆」それこそが松阪納豆なのです。 |